• ホーム
  • 日本と海外の性教育の違いについて

日本と海外の性教育の違いについて

最近ではあまり目立たなくなりましたが、小学生や中学生同士で性行為を行って妊娠したというニュースが日本を騒がせていたのは遠い昔ではありません。
また、今でもそうした現象はなくなっておらず、日本でも性教育の見直しが叫ばれています。
日本と海外では性教育に対して違いがあります。

例えば日本の性教育といえばご存知の通り教科書に男女の裸の画が掲載されていて、そこに性器の名称が表記されてそれぞれの役割が記載されています。
授業ではそれらを読み進めていく程度で、あまり深いことまでは話しません。
アメリカでは10代の妊娠が問題となっている背景がありますが、性教育の一環として小学校でコンドームを配布したという事例があります。
もちろん、家族と性について話すきっかけになる、学校が性行為を助長しているというような賛否両論ありますが、小学生の頃から避妊について学習させなければならないという部分では日本も他人事ではありません。

カナダでは性行為はパートナーとの関係を保つために必要なコミュニケーションという考えが根付いています。
それ故に避妊や性感染症の予防に対して非常に高い意識を持っていますが、その背景には小学校1年生から性教育が始まるという早くから性に対して考えさせる教育環境があります。

日本では小学校高学年から始まりますが、特に避妊や性感染症の予防については見習うべき部分があるのではないでしょうか。

イギリスでは日本と同じように小学校高学年で性教育が始まりますが、必要なければ授業を退席しても良いとなっています。
というのは、イギリスでは家庭でしっかりと性教育を行うことが一般的という考えが根付いているため学校での性教育が必要なければ退席しても問題ありません。
自分の娘が10代で妊娠したことで学校を訴えた母親が非難を受けたのも、こうした背景からです。
海外と比較すると日本の性教育は遅れていると感じられる部分があります。

特に家庭で性の話をする、自慰行為をしているのかというような話はタブーという家庭も少なくはありません。
性の話をタブー視せずオープンな環境を作っていくことで望まぬ妊娠を減らすことができ、自慰行為に対しても話ができると性器の健全な発達を促すこともできます。

性教育を行うのに早すぎるということはない

子供にどうやって赤ちゃんはできるのかという質問に対してきちんと返答できる親は少ないでしょう。
しかしそれも無理はありません。

日本で性教育という言葉が周知されるようになったのは1999年に文部科学省で性への教育について言葉が統一されてからです。
お分かりのように、現代で小さな子供を抱える親世代の親の時代ではそもそも性教育自体なかったということもあります。
その親に育てられた人が子供に対して性教育を行えないのはある意味仕方がないとも言えます。
生殖機能の準備が整うのは主に小学校高学年頃からですが、性に対しての興味が表面化してくるのはもっと早い段階の場合もあります。

前記したように子供から性に対しての質問があったときそれを突き放すのではなく、そのときこそチャンスと考えてきちんと教えてあげるのも良いのではないでしょうか。
大人からすれば子供が性に興味を持つなんてとんでもないと考えますが、子供からすれば他の興味と同レベルのことですので深く考える必要はありません。
ほとんどの親は自分の子供は大丈夫だと思っているかもしれません。

女の子の場合だと初潮がありますのでそこで自分の子供に生殖機能の準備が整ったと知ることができますが、中にはコミュニケーション不足によって初潮を親に隠して友人や先輩に相談する場合もあります。
また、男の子の場合だと精通があっても中々気付きにくく、生殖機能の準備が整ったタイミングを知ることは難しいものです。

性教育というと難しいイメージがありますが、小さい頃から性の話をしておくことで成長しても恥じらい無く話すことができますので、もっとラフに子供と会話をする方が望まぬ妊娠をするのもさせるのも防ぐことができます。
子供は子供なりに受け止めますので性教育に早すぎることはないのではないでしょうか。

関連記事